【ニーチェ名言②】一つの神殿が建立されうるためには、一つの神殿が破壊されなければならない。【道徳の系譜学】

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名言

一つの神殿が建立されうるためには、一つの神殿が破壊されなければならない。
(ニーチェ『道徳の系譜学』)

解説

宗教にせよ思想にせよ、何らかの理想を作り出すためには、相応の代価が必要です。

このニーチェの言葉は、その原則を端的に表しており、それまで「正しい」とされていた価値や「善い」とされてきた人を否定し、破壊することでしか、新たな理想は実現しないのです。

そして、ニーチェが目指したのは、近代社会の基盤をなすキリスト教的な価値観を破壊し、その先に「超人」という、自らの人生を強く肯定できるような理想を打ち立てることでした。


参考文献

『道徳の系譜学』(ニーチェ著, 中山元訳, 光文社古典新訳文庫)

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