【質問パターン】
- 古文の勉強法を教えてください。
- 古文が読めません。
- 古文で点が取れません。
- 単語や文法は分かるのに内容が理解できません。
【回答】
まずは古文単語と古文文法をマスターしましょう。
「古文ができない」と言っている人のほとんどは、古文単語と古文文法の学習が不十分です。古文の点数が平均にも満たない場合は、ほぼ間違いなく単語力と文法力が不足していると考えられます。
①古文単語
まずは単語帳を1冊マスターしましょう。そもそも単語をある程度覚えていないと古文の勉強も始まりません。使用する単語帳は学校で配布されているもので問題ありません。
ただし、1~2周読んだ程度では不十分です。マスターするまで何周でも周回しましょう。(最低でも4周以上は必要です。)
※インプット(暗記)の効率を上げるためには工夫が必要です。インプットの工夫については↓にまとめてあります。
②古文文法
次に文法を一通り整理しましょう。古文文法は英文法と同様に、意外と理論的です。その理論を理解しましょう。
こちらも学校レベルで十分です。
※このサイトでも古文文法はまとめてありますので、ぜひ参考にしてください↓
古文文法は英文法ほどの分量はありませんので、短期集中的に一気に学習してしまってもよいでしょう。(冬休み、春休み、夏休みなどの長期休暇を利用するといいかもしれません。)
解説などで文法用語や文法事項を読んだときに「そう言えばそうだった」と思い出せるレベルにはなっておきたいです。
③古典常識や背景知識のストック
古文の読解には古典常識や背景知識などの教養が必須です。
作者の価値観と読者の認識に大きなズレがある場合、その文章を理解することができません。これが「単語や文法は分かるのに、なぜか文章が理解できない」原因です。
古文の場合は、現代文や英語に比べて特に大きな価値観のズレが生じるので、この教養の学習は必須と言えます。
古典常識・その時代の習慣や風習・恋愛観・死生観・仏教の知識・和歌の知識・歴史背景などを整理して、教養をストックしていきましょう。(便覧や参考書などで調べながらまとめるのがよいです。)
④実践
古文単語と古文文法をある程度インプットできたら、長文で実践しましょう。
なるべく多様な文章を読みましょう。そして、
実践→分からなかった単語や文法などをまとめる&古典常識や背景知識をストック→実践→分からなかった単語や文法などをまとめる&古典常識や背景知識をストック→……
このサイクルを回していきましょう。このサイクルをどれだけ回すことができたかによって古文の力が決まってきます。
文章は様々なジャンルのものを読むようにすると、多様な教養が身に付き、実力がより高まります。