4つの学力層のうち上位層の特徴をまとめます。
(1)上位層の特徴
以下の100か条をしっかりと実践している生徒が上位層になります。
学力や思考力だけでなく、精神力や行動力にも優れ、そして何より学ぶことを楽しんでいます。
(2)上位層が合格できる大学群
上位層は上位国立大学や医学部に合格することができます。
大学受験のパターンとしては、上位国立大学や国立医学部を第一志望に、中堅~上位私立大学や中堅国公立大学を滑り止めとして受けるパターンが多いです。
(3)上位層の学習方針
学習計画などは基本的に自分の思うまま進めてみるとよいでしょう。ただし、いくつか注意点があります。
①基礎をおろそかにしない。
「難しい問題はたくさん解いたが、基礎をおろそかにしてしまって受験に失敗してしまった」というのが、よくある失敗パターンです。
この学力層の生徒は、学力が高いが故に基礎事項の復習をおろそかにしてしまうことが多いです。
応用問題や過去問などの演習を学習のメインに据えるのはいいのですが、その学習の中で、抜けている基礎事項を見つけたら、必ず基礎に戻って、なるべく網羅的に復習することを心掛けてください。
②苦手な科目にも取り組む。
「苦手な科目から目をそらし、好きな科目ばっかり勉強して、受験に失敗してしまった」というのもよくある失敗パターンです。
入試は基本的に受験科目の点数の合計で合否が決まるわけですから、得意な科目の点数をさらに伸ばすよりは、苦手な科目の点数を底上げした方が、総合的な点数の伸び率は高くなり、合格により近づきます。
そもそも、この学力層の生徒にとって「苦手」とは「学習量不足」であることがほとんどなので、その科目も勉強時間さえしっかりと確保すれば、「苦手」から「得意」あるいは「好き」に変わっていくと思います。
③常に改善をし、試行錯誤を繰り返す。
この学力層の生徒であれば、常に改善をし、効率化を目指していると思いますが、それでも「まだ改善の余地はないか」と常に考え、試行錯誤を繰り返してください。
より高みへ、さらなる向上を目指しましょう。
④対話を学習に取り入れる。
この学力層の生徒であれば、「対話」が学習効果の高いものであることは理解していると思います。これからも、どんどん先生や友人と対話(質問応答、知識や教養の共有など)をしていきましょう。
ただ、中間層や下位層の生徒は、対話の重要性を理解していない人が多いので、対話の機会に恵まれない場合もあります。
そこで、こちらから積極的に対話を促していきましょう。
友人からの質問にどんどん応じてください。実は、質問はするよりも、される(答える)ほうが学習効果が高いのです。なぜなら、質問に正しく分かりやすく答えようと思えば、その周辺知識や原理なども理解していないといけなく、さらに、言語化することで、知識や理解が整理されるからです。
また、周りと知識や教養などの共有をどんどんしていきましょう。知識や教養を周りと共有することで、自分だけでなく自分を含む集団ごと学力レベルを上げるのです。そうすれば、その恩恵は自分にも返ってきます。さらに、やはり言語化することの効果も高いです。
4つの学力層
大学受験で成功するためにやらなければいけないこと
☆【大学受験で成功するための100か条】大学受験で成功するためにやらなければいけないことを100個にまとめました!
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大学受験で成功するためにやるべきこと一覧
(4)学習計画の王道
(5)勉強法の王道
(6)思考力