「なぜ勉強をするのか」に対する簡単な答え(スポーツを使った例え、食べ物を使った例え)

「なぜ勉強をするのか」に対する簡単な答えは、「勉強はスポーツにおけるトレーニングみたいなものだから」あるいは「勉強は食べ物の栄養のようなものだから」といった例えです。

例えば、良いバレーボール選手にとってスクワットというトレーニングは重要です。しかし、バレーボールの試合中にスクワットをする人はいません。つまり、スクワット自体ではなく、スクワットで鍛えられる筋肉が、バレーボールで良いプレーをするためには必要なのです。

また、ニンジンを食べることは人の健康には重要です。しかし、体がニンジンでできている人はいません。つまり、ニンジン自体が体の一部になるのではなく、ニンジンに含まれているβ-カロテンなどの栄養素が、体の健康に重要な役割を果たしているのです。

これらと同様に、例えば、三角関数自体を高校卒業後に使用する人は少ないかもしれません。しかし、三角関数を学ぶことで得られる能力は知的能力に重要な影響を与えます。

これが、勉強しなければいけない理由です。


ちなみに、三角関数を学ぶことで得られる能力は、論理的思考力です。

特に、「今までとは違った計算公式(ルール)を適用しながら演算をする」ことは、知的能力を一段階上げてくれます。

例えば、15x+30x=45xなのに、sin15°+sin30°=sin45°とはなりません。この違いを区別しながら、時にこれらを組み合わせながら計算することは、とてもよい知的な訓練になります。(三角関数で詰まってしまう人は、「計算公式(ルール)が違う」ということが受け入れられていないことが多いです。)

☆三角関数を学ぶ理由は「創発」(予想もしないような結果を生み出すこと)という概念でも説明できます→「創発」が「なぜ勉強する必要があるのか?」の答えになります!(「創発とは何か?」についても解説しています)


☆勉強の社会的な意義や個人的な意義についてはこちら→なぜ受験勉強をしなければいけないのか? 受験勉強の社会的な意義と個人的な思想を解説します!

勉強をする理由は「幸せになるため」ではないし、「いい会社に就職するため」でもありません。


~参考~

【大学受験で成功するための100か条】大学受験で成功するためにやらなければいけないことを100個にまとめました!

教科別勉強法(英語・数学・国語・理科・社会・小論文)

解説動画・授業動画一覧(英語・数学・国語・理科・社会・小論文・勉強法)

なぜ勉強しなければいけないのか

人はなぜ学ぶのか? 「学ぶこと=人間として生きること」

「創発」が「なぜ勉強する必要があるのか?」の答えになります!(「創発とは何か?」についても解説しています)

塾長が考える人が学ばないといけない理由、「人間」とは何か? 「人間」であるために必要なことは?

なぜ受験勉強をしなければいけないのか? 受験勉強の社会的な意義と個人的な思想を解説します!

勉強をする理由は「幸せになるため」ではない。「あなたの幸せを思って言っている」「将来幸せになるために勉強しなさい」といった言葉は、子供の心に響きません。

勉強をする理由は「いい会社に就職するため」ではない。「夢=職業選択」ではない!

英語を勉強するときに持ってほしい視点

数学を勉強する意義

大学受験で成功するためにやるべきこと一覧

(1)大学受験で成功するための勉強量

(2)大学受験で成功するための生活習慣

(3)大学受験で成功するための目的意識

(4)学習計画の王道

(5)勉強法の王道

(6)思考力

(7)大学受験で成功するための課外活動(部活)

(8)大学受験で成功するための精神力