(1)例題
時刻t=0で、地面から小物体を鉛直上方に速さv0で投げ上げた。小物体は時刻t1で最高点に到達した後、時刻t2で地面に落下した。重力加速度の大きさをgとし、空気抵抗は無視できるものとする。
①時刻t1を表せ。
②小物体の地面からの高さyと、時刻tの関係を表すグラフをかけ。
(2016年センター試験本試物理基礎第3問B)
(2)例題の答案
①小物体の最高点での速さは0であるから、鉛直投げ上げの式より
0=v0-gt1
∴ t1=v0/g
②
(3)解法のポイント
鉛直投げ上げは、加速度が-gの等加速度直線運動であると言うことを理解しましょう(上向きを正とすれば、重力加速度の向きは負の向きとなる)
また、グラフを考えるときは
(縦軸の文字)=(横軸の文字を使った式)
の形にすることを基本としましょう。
(4)必要な知識
①鉛直投げ上げ
(5)理解すべきこと
等加速度直線運動の式の成り立ちと関係を理解しましょう→等加速度直線運動の式の成り立ちと関係(v-tグラフの読み取り方、加速度・速度・変位の微分と積分の関係についても解説しています)
☆動画はこちら↓
(6)参考
☆平面内の運動の勉強法はこちら→平面内の運動
☆力学の勉強法はこちら→力学の勉強法