(1)青年期の特徴
①身体レベルは大人だが、精神的未熟さや経済的依存という点では子ども
②不安定さ
③自我の探求→内省的傾向
④親密さを求めつつ孤独感も深める矛盾(「疾風怒濤」の時代)
⑤周囲からの視線を意識→悩みやコンプレックスに苦しみながら自己形成をする
⑥自我同一性(アイデンティティ)の確立が課題
⑦かつては通過儀礼(イニシエーション)によって大人になっていた→産業革命以降社会が複雑化→青年期の誕生→現代は青年期の期間(モラトリアム期間)が長期化
(2)マズローの欲求階層説
①生理的欲求
②安全の欲求
③所属と愛の欲求
④承認欲求・自尊心
⑤自己実現の欲求
(3)レヴィンの葛藤の分類
①接近ー接近型:Aをしたい、でもBもしたい
②接近ー回避型:Aをしたい、でもBをしたくない
③回避ー回避型:Aをしたくない、でもBもしたくない
(4)欲求不満になるとどうなるか
①合理的解決:努力や工夫によって問題解決
②近道反応:衝動的・短絡的な行動
③防衛機制:自我を守ろうと無意識のうちに現実に適応しようとする。以下の6つの種類がある。
ⅰ)抑圧:不快な記憶を意識から排除する
ⅱ)合理化:失敗をもっともらしく正当化する
ⅲ)反動形成:実際の欲求と反対の行動をとって精神のバランスを保つ
ⅳ)投射:自分の欲求を相手の中に読みとる
ⅴ)退行:前の発達段階に戻る
ⅵ)昇華:より社会的に価値の高い欲求に置き換える
(5)人格(パーソナリティ)
①人格の3要素:能力・気質・性格
②性格の形成要素:遺伝的要素と環境的要素