【質問パターン】
- 勉強に専念するために部活をやめた方がいいですか?
- 部活が忙しくて勉強をする時間がありません。
- 親に部活をやめろと言われます。
- 顧問に部活はやめるなといわれます。
【回答】
まず本来的なことを言えば、部活をするかどうか(続けるかどうか)を決めるのは自分自身です。
やりたければやればいいし(続けたければ続ければいいし)、やりたくなければやめればいいです。
部活は強制的にやらされたり、人のためにやったりするものではありません。あくまで自分自身のためにやるものです。
さらに、部活などの課外活動は主体的に取り組まなければ大して面白くもありませんし、自分自身の成長にもつながりません。
そのため、部活を続けるかどうかは、親や顧問が何と言おうが、自分自身で決めるべきです。
このことを基本として、以下の要素を踏まえて、やめるかどうか(続けるかどうか)を考えてみてください。
- 勉強は正しいやり方で努力すればそれだけ成果を得られます。そのため、正しいやり方であれば、勉強できる時間は多ければ多いほど、学力は上がることになります。
- ただし、正しいやり方でなければ、時間をいくらかけてもあまり効果はありません。
- 部活をやめることで自由に使える時間は増えます。しかし、空いている時間全てを勉強に充てることができる人は少ないようです。(遊んでしまったり、ゲームをしてしまったりする人が多いようです。)
- 正しいやり方で効率的に勉強することで、部活をがっつりやりながらも難関大学に合格できる人はたくさんいます。
- 推薦入試や総合型選抜などにおいて、部活をやり切ることで有利になることがあります。
- 調査書的な意味で入試に有利になるかどうかは置いておいて、部活をやり切ることで得られるもの(部活動で身に着けた技術・体力・精神力・主体性・マネジメント能力・コミュニケーション能力など)が、その後の人生に役立つこともあります。ただし、技術と体力以外のものは、主体的に取り組まないと得られないものばかりです。(つまり、誰かにやらされている状態で部活を続けても、これらの能力は得られません。僕個人の意見を言わせてもらえば、主体的になれないのであれば部活をする意味も薄いので、別の活動に時間を使った方が有意義だと思います。)
また、部活をやるかやめるかの0か100かの極端な思考で考えるのではなく、
- 参加する回数や時間を減らす
- 参加できるときにだけ参加する
- 一時的に休部する
といった選択肢も検討してみて、顧問や先生などに相談してみて、柔軟な形で関わる道を探すのも一つの手です。
部活の話に限らず、「0か100か」の選択肢しか浮かばないのは危険です。ぜひ0か100かだけでなく、その間の可能性も考えるようにしてみてください。
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