蒸気圧と沸点

(1)例題

下図は、水の温度と蒸気圧との関係を示したグラフである。外圧(液体に接する気体の圧力)が変化したときの、水の沸点を表すグラフをかけ。ただし、縦軸を水の沸点〔℃〕、横軸を外圧〔×105Pa〕とせよ。

(2018年センター試験本試化学第1問問4)

(2)例題の答案

図より、80℃, 100℃, 120℃での蒸気圧は、それぞれ0.5×105Pa, 1.0×105Pa, 2.0×105Paである。蒸気圧が外圧と等しくなったときに沸騰するので、外圧が0.5×105Pa, 1.0×105Pa, 2.0×105Paのときの沸点は、それぞれ80℃, 100℃, 120℃であるので、グラフは以下のようになる。

(3)解法のポイント

沸点とは、蒸気圧と外圧が等しくなったときの温度のことです。また、蒸気圧と外圧が等しくなり、泡がつぶれなくなった状態を沸騰と言います。

(4)理解すべきこと

気体の性質は気体分子で考えることで理解しやすくなります解説動画(気体の圧力、混合気体、ドルトンの分圧の法則、気体の運動エネルギー、気体の内部エネルギー、ボイルの法則、シャルルの法則、気液平衡、飽和蒸気圧)

(5)参考

物質の三態と状態変化の勉強法

理論化学の勉強法

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