英作文の書き方でありがちな間違い

(1)よくやってしまいがちな間違い

①日本語の文を考え、単語単位で英語に変えて並べていく。

②構想を練らずにいきなり書き始める。

(2)なぜ間違いなのか

①たとえ文法的に正しい文だとしても、伝わらない文になる可能性が高いです。日本語に直してみたら正しく思えても、文脈によっては使わない単語があったり、単語どうしのつながり(動詞と前置詞など)がおかしかったりするからです。

②内容が論理的でまとまったものにならないからです。

(3)ではどうすればよいのか

①フレーズや表現をかたまりでストックしていく。例文や模範解答をマネする。

これが、英作文の勉強法の基本です。動詞で言えば、目的語には何が来て、前置詞は何を使うというのは動詞ごとに決まっています。

普段英語を使っていない我々には、それは調べてみないと分からないのです。そのため英作文を書くときに、単語や表現を調べるのであれば、必ず例文で調べてください。

そして、表現はかたまりでストックするようにしましょう。また、模範解答なども読んで、使えそうな表現はかたまりでマネして使っていきましょう。

☆こちらにテーマ別の表現のかたまりのストックがあります→テーマ別英作文フレーズ集

②以下の3つの手順で英作文は書くようにしましょう。

ⅰ)アイデア出し&構想メモ
ⅱ)清書
ⅲ)見直し

ⅰ)本来はアイデア出しと構想メモは別々に行い、この2つになるべく多くの時間をかけると、その分だけよい文章が書けます。しかし、試験時間というものがありますので、アイデアを出しながら構想メモを作っていきます。

構想メモは主に、①序論、②本論1、③本論2、④結論の4段構成で作り、それぞれに1~3文ずつ書く文の内容をメモします(文の数は制限字数によって変わります。90~100語程度なら、①1文②2文③2文④1文ぐらいになります)

ⅱ)次に清書ですが、ここでは主に字数に気をつけながら書いていきます。構成メモを作ってあるので内容を考える必要はないのですが、修飾語(句、節)を加えたりして字数を調整する必要があります。

本論1まで書けたら一度字数を数えてみることをお勧めします。

また、アルファベットの書き方にも注意してください。美しい字を書く必要はありませんが、他のアルファベットと混同するような書き方はしないようにしましょう。

他人(採点者)が混同しない字で答案を書こう!

ⅲ)そして、最後に見直しです。

特に動詞と名詞(冠詞)のミスが多いので、減点されないように見直しをする時間は作りましょう。

また、他のアルファベットと見間違えそうなものがあれば書き直しておきましょう。


☆英作文の添削を先生などに依頼するときには注意すべきことがあります→添削を依頼するときの注意点


☆英作文に関する解説動画

「~するのに時間やお金がかかる」を英語でどのように言いますか?(It takes (人) 時間 to do~、It costs (人) お金 to do~、spend 時間・お金 (on) ~ing)

How much is the price?は間違っています!(「いくらですか」を英語でどのように書くか解説します)


~参考~

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