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(1)紙の辞書と電子辞書のどちらを使うべきか
かつて、紙の辞書を使うべきか、それとも電子辞書で十分なのかといった議論がよくされていました。今はネットで検索するのが当たり前の時代ですので、紙の辞書を使うべきか、それともスマホで十分なのかといった議論になるのかも知れません。
では受験勉強という観点から、どちらを使うべきなのか考えてみましょう。まずはそれぞれのメリットとデメリットを確認します。
(2)紙の辞書
①メリット
紙の辞書の最大のメリットは、1ページの情報量が多いということです。一覧性が高いといった言い方をすることもありますが、調べたい単語の複数の意味や品詞ごとの使い方、例文や類義語・対義語あるいは、調べたい単語の周りの単語、そういった情報が、一つの視野の中に詰まっていて多くの情報を同時に得ることができ、学習効果が電子辞書やスマホなどに比べて高くなります。
その他にもメリットとして、紙であれば書き込みができるということが挙げられます。今はデバイスにもタッチペンなどで書き込みはできますが、正直まだ実用性が低いと思います。
また紙の辞書のメリットとして、ネットなどに比べると信憑性が高いということが挙げられます。少なくとも受験勉強をする上では、紙の辞書に書いてあることはそのまま信用して使っても問題ないでしょう。
②デメリット
逆に紙の辞書のデメリットとしては、やはり調べるのに時間がかかってしまうことです。特に英和辞書などで、アルファベット順に慣れていない場合は、英単語を一つ調べるのにもかなり時間がかかってしまいます。
また持ち運びに不便というデメリットも挙げられます。紙の辞書を常に持ち運んでいる人はほとんどいないと思います。基本的には勉強するスペースに置いてあると思うので、ちょっと思いついたときにすぐに調べるという使い方には向いていません。
(3)電子辞書・スマホ
①メリット
電子辞書やスマホの最大のメリットはその検索スピードです。調べたい言葉を調べたいと思ったときに、パッと入力してすぐに教えてくれるそのスピードが、紙の辞書にはありません。
またスマホであれば基本的にいつでも携帯しているので、いつでもどこでも調べたいときに調べることができるというメリットがあります。
②デメリット
また、デメリットとしては特にスマホなどでは画面が小さく、一覧性が低くなります。ネット検索などでは広告やその他無駄な情報も多く、紙の辞書に比べると学習効果は低くなると言えます。
また、書き込みがしにくかったり、特にネット検索の場合はその情報が信用できなかったりする場合があるというデメリットもあります。
(4)結論
①使い分けよう!
このようにそれぞれにメリットとデメリットがあるわけですが、では結局どちらを使ったら受験勉強において効率が良いのでしょうか。
それは、上手く使い分けて両方とも使うべきだと僕は考えています。
②使い分けの方法
例えば英単語で言えば、単語帳に載っている単語をある程度覚えるまでは電子辞書を使い、単語帳に載っている単語がある程度頭に入った後は紙の辞書を使うといったように使い分けると良いでしょう。
基本的な単語も頭に入っていない状態で紙の辞書を使っても、調べるのに時間ばかりかかって、さまざまな情報も頭に入りにくいでしょう。調べる単語量も多くなってしまうので、基本的な単語が頭に入るまでは、スピードを重視して電子辞書やスマホなどを使って調べるようにしましょう。
このように、基本的な語彙力がつくまでは電子辞書やスマホなどで、時間を使わずにどんどん調べ、そしてある程度語彙力がついたら、むしろ時間をかけて言葉の理解をより深めるために紙の辞書を使いましょう。
このようにどちらかではなく、それぞれから最大限効果が得られるように使い分けるといった考え方は受験勉強において重要です。ぜひ参考にしてみてください。
☆参考:自分で調べてみよう。気になることはとにかく調べよう。
~参考~
☆【大学受験で成功するための100か条】大学受験で成功するためにやらなければいけないことを100個にまとめました!
☆解説動画・授業動画一覧(英語・数学・国語・理科・社会・小論文・勉強法)
勉強法の基本
①学んだこと、分析したこと、調べたことなどは全て、復習できる形に残す。
③周回をする問題集などには、△や×に相当するマークをつける。
・自分が理解できているかチェックしよう! 自分が理解していない場所を発見しよう!
・紙の辞書と電子辞書(スマホ)のどちらを使うべきか。それぞれのメリットとデメリットについても解説します!
大学受験で成功するためにやるべきこと一覧
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(5)勉強法の王道
(6)思考力