(1) 文化や宗教の対立
国民と移民とで文化や宗教が異なる場合、軋轢が生じることがある。
例)フランスの公共の場で顔を覆うものを着用することを禁止する法律が施行(2011年)
(2) 賃金の低下
移民は国民よりも安い賃金で仕事を引き受けるため、国民もより安い賃金で働く必要に迫られ、国民の賃金が全体的に低下してしまうと考えられている。
(3) 外国人労働者の違法雇用
移民は立場が弱いため、不当な労働条件でも引き受けざるを得ない。また、移民であるために医療保険や生活保障などの社会保障が受けられないこともある。
(4) 受け入れ国の治安を悪化させる可能性
移民は、受け入れ国の住民と同じ労働環境や待遇でないことが多く、不満を抱え、時には暴動に発展することがある。
(5) 非正規移住
正式な移民の条件を満たせず、不法に入国する人も多い。