(1)経済的関係
①日本にとって中国は最大の貿易相手国(日本からの輸出額は第一位(2018年))
②日系企業の海外拠点数で中国は第一位
③中国人は訪日観光客のうち30%を占め、第一位
④知的財産権侵害問題→日本は中国に知的財産権保護の強化を求めている。
(2)領土問題
①尖閣諸島
→1895年に日本政府は尖閣諸島を日本領土に編入した。第二次世界大戦後のサンフランシスコ平和条約でも尖閣諸島は沖縄の一部として日本の領土と扱われ、アメリカの施政下に置かれた。しかし、1970年代に東シナ海に石油が埋蔵されている可能性が判明し、中国が領有権を主張するようになった。
(3)その他の問題
①靖国神社参拝問題
→戦後はあくまで1つの神社、1つの宗教法人に過ぎないが、靖国神社は戦前において天皇崇拝・軍国主義礼賛の象徴としての位置づけが強かった(天皇のために戦い死んだものを英霊として祀るために靖国神社をつくった)
→特に中国など近隣諸国が問題視するのは、極東国際軍事裁判でA級戦犯とされたものも靖国神社に祀られていること。