英作文や記述答案などの添削を先生に依頼することがあると思います。利用可能であれば、どんどん添削を依頼するべきですが、いくつか注意点があり、その注意点を守らないと学習効果が下がってしまう可能性があります。
(1)NG行為
添削を依頼する際にやってはいけないことがあります。
それは、見直しをしていないものを提出することです。
つまり、誤字・脱字や単純なミスなどが含まれるものの添削を依頼してはいけません。
誤字・脱字やミスのチェックなどは、自分でするべきであり、そういったチェックをするクセをつけたり、見落としがないようにチェックをする能力を身につけることは重要です。
こういった自分でやるべきことを、先生などに代行させてはいけません。
また、誤字・脱字やミスが多い答案を添削するのは、先生としても印象が悪いです。それによって、対応が悪くなることはないと思いますが、余計なことに時間がかかるので後回しにされたり、必要な指導ができなかったりする可能性があります。
(2)やっておいた方がいいこと
誤字・脱字やミスのチェックをして修正したものであれば、添削を受ける資格があると言えますが、さらに学習効果を高めるためにやっておくべきことがあります。
- 自分でストックした表現集を確認して、答案を修正する。
- 確認して、修正する。
- 参考書や例文などを調べて、修正する。
この3つをやっておくべきです。
つまり、自分で調べられるだけ調べて、自分にとってのベストな答案を作ってから添削を依頼するべきなのです。自分にとってのベストな答案を作った上で、さらに必要なものがあれば、添削によって補足してもらうようにしましょう。
「ここまでやるのなら、添削は必要ないのでは?」と考える方がいるかもしれませんが、添削が必要ない状態に自分でできれば、それがベストなのです。
「自分で調べれば分かること」や「自分でできること」は自分でやるべきです。それこそが勉強ですから。自分でやるべきことを他人に代行させるべきではありません。
以上が添削をしてもらうときの注意点です。
「添削をしてもらうこと」自体を目的としてはいけません。「自分でできるようになること」「自分で合格できる答案を書けるようになること」を目的として、手段の1つとして必要であれば、添削を依頼しましょう。
※この考え方は質問をするときでも同様です→【学習効果の高い質問の仕方】読むこと、調べること、考えることの代行をさせてはいけません!
~参考~
☆【大学受験で成功するための100か条】大学受験で成功するためにやらなければいけないことを100個にまとめました!
☆解説動画・授業動画一覧(英語・数学・国語・理科・社会・小論文・勉強法)
勉強法の基本
①学んだこと、分析したこと、調べたことなどは全て、復習できる形に残す。
③周回をする問題集などには、△や×に相当するマークをつける。
・紙の辞書と電子辞書(スマホ)のどちらを使うべきか。それぞれのメリットとデメリットについても解説します!
大学受験で成功するためにやるべきこと一覧
(4)学習計画の王道
(5)勉強法の王道
(6)思考力