完了時制の例文一覧テスト（問題と答え）【英文法のすべて】

☆文法事項はこちら→完了時制のどの意味か（完了・経験・継続・結果）、完了時制の文法事項テスト

☆解説授業はこちら→完了時制はイメージで理解しよう（完了時制に必要な2つの要素、現在完了、過去完了、未来完了）

①I’ve just finished dinner.

→ちょうど夕食を食べ終わったところだ。
※just（ちょうど）があるので完了（～したところだ）の意味になる。

②Has he been to Narita Airport yet?

→もう成田空港へ行きましたか？
※yet（疑問文で「もう」）があるので完了（～したところだ）の意味になる。
※have been to ～は「～に行ったことがある（経験）」と「～に行ったところだ（完了）」の意味になる。have gone to ～（～に行ってしまった）との違いに注意。

③Have you ever been to Germany?

→今までドイツに行ったことがありますか？
※ever（今まで）があるので経験（～したことがある）の意味になる。
※have been to ～は「～に行ったことがある（経験）」と「～に行ったところだ（完了）」の意味になる。have gone to ～（～に行ってしまった）との違いに注意。

④I have never been there.

→一度もそこへ行ったことはありません。
※never（一度も～ない）があるので経験（～したことがある）の意味になる。
※have been thereは「そこに行ったことがある（経験）」と「そこに行ったところだ（完了）」の意味になる。have gone there（そこに行ってしまった）との違いに注意。

⑤I’ve known him since he was just a kid.

→私は彼がほんの子どものときから彼を知っている。
※since（～以来）があるので継続（～してきた）の意味になる。
※今回のjustは「ほんの(onlyと同じ意味)」という意味である。

⑥They’ve been married for ten years.

→彼らが結婚してから10年になる。
※for（～間）があるので継続（～してきた）の意味になる。

⑦He has gone to Scotland.

→彼はスコットランドに行ってしまった。
※have gone to ～は結果の意味（～してしまった）になり、「～に行ってしまった」と訳す。heve been to ～（～に行ったことがある、～に行ったところだ）との違いに注意。
※「行ってしまって、今はここにいない」ということを表している。

⑧I have lost my pen.

→私はペンをなくしてしまった。
※have lost ～は結果の意味（～してしまった）になり、「～をなっくしてしまった」と訳す。
※「なくしてしまって、今も見つかっていない」ということを表している。

⑨The plane had already taken off before I got to the airport.

→私が空港に着く前に、飛行機はすでに離陸していた。
※過去の基準（before I got to the airport）があり、完了時制のキーワード（already）もあるので、過去完了を使う。
※already（すでに）があるので完了（～したところだ）の意味になる。

⑩She had taken the exam twice before she was eighteen.

→彼女は18歳になる前に、その試験を2回受けた。
※過去の基準（before she was eighteen）があり、完了時制のキーワード（twice）もあるので、過去完了を使う。
※twice（2回）があるので経験（～したことがある）の意味になる。

⑪He had been an English teacher at my school for ten years before he went to Germany.

→彼はドイツに行くまで、10年間私の学校の英語の先生だった。
※過去の基準（before he went to Germany）があり、完了時制のキーワード（for ten years）もあるので、過去完了を使う。
※for ten years（10年間）があるので継続（～してきた）の意味になる。

⑫I lost the glasses I had bought the day before.

→前の日に買った眼鏡をなくしてしまった。
※今回のhad+p.p.はいわゆる大過去（過去の過去）である。
※眼鏡をなくした時（過去）よりも、眼鏡を買った時の方が過去（大過去）である。

⑬The lake will have frozen by tomorrow morning.

→明日の朝までには湖は凍っているだろう。
※未来の基準（by tomorrow morning）があり、「その時までに凍っているだろう」という内容なので未来完了を使う。

⑭I’ll have studied English for nine years by the time I graduate from high school.

→高校を卒業するまでに9年間英語を学んだことになる。
※未来の基準（by the time I graduate from high school）があり、完了時制のキーワード（for nine years）もあるので、未来完了を使う。
※for nine years（9年間）があるので継続（～してきた）の意味になる。

⑮He has been waiting to see her since two o’clock.

→彼は彼女に会うために2時から待っていた。
※継続の意味になるキーワード（since two o’clock）があり、waitは動作動詞なので、完了進行形を使うことができる。

完了進行形の解説はこちら→進行形で注意すべきこと（進行形のイメージ、現在形のイメージ、動作動詞と状態動詞、be always ～ing、近い確定的な未来、決まりきった未来、完了進行形を使うための条件、受動態の進行形）

⑯He had been living only on water when he was found.

→彼は見つかるまで、水だけで生きていた。
※過去の基準（when he was found）があり、「その時まで生きてきた」という継続の意味なので過去完了となる。さらに、liveは動作動詞なので、過去完了進行形を使っている。

⑰You will have been studying English for six years by next month.

→あなたは来月で英語を6年間勉強したことになる。
※未来の基準（by next month）があり、完了時制の継続の意味になるキーワード（for six years）もあるので、未来完了となる。さらに、studyは動作動詞なので、未来完了進行形を使うことができる。
※ただし、未来完了進行形は形が重いので、実際にはほとんど使われない。