大学受験における成功とは何でしょうか?
おそらくほとんどの人は「志望校に合格すること」だと答えるでしょう。
確かに、「志望校に合格すること」は大学受験における第一の目標です。そのため、この目標を達成するために、学習計画を立て、勉強に取り組み、学習の質を高める試行錯誤に励みます。
では、志望校に落ちてしまった人はみな「失敗した」ということになるのでしょうか?
僕は、そう思いません。
僕は「大学受験における成功」を以下の2つの条件を満たすことと定義します。
- 今後の人生で役に立つ力を受験勉強で鍛えたこと
- 受験勉強に対して後悔していないこと
この2つの条件を満たしたのであれば、合否がどうであれ、「大学受験は成功した」と言えます。
(1)受験勉強で鍛えられる今後の人生で役に立つ力
- 努力できる精神力
- 論理的思考力などの高いレベルの思考力
- マネジメント能力と自律性
- 行動力と主体性
これらが受験勉強において鍛えることのできる力で、今後の人生に大いに役に立つ力です。
そもそもこれらの力を鍛えてもらうことが、教育の社会的な意義なので、これらを鍛えるように学習しなければ、社会的には受験勉強をした意味はあまりないということになります。
さらに言えば、入試はこれらの力が備わっているかを試すものなので、これらの力を鍛えるように学習していなければ、「志望校合格」という目的に適った学習になっていないということになります。
(2)受験勉強に対して後悔していないこと
「もっと頑張ればよかった」
受験勉強を終えた後に、このように後悔しなければ、その受験勉強を本気で頑張った証になります。
僕の経験上、本気で頑張った生徒は、合否に関わらず、受験勉強で頑張ったことを後悔していません。
逆に、本気になり切れなかった人は、合否に関わらず(ほぼ全員「否」ですが)、受験勉強を後悔して終わります。あるいは、受験勉強で頑張らなかったことをごまかしたり、見て見ぬふりをして後の人生を生きることになります。
これこそ「大学受験における失敗」と言えるのではないでしょうか?
※「本気で頑張った」の基準はこちらの項目をどれだけ達成しているかで決まります→【大学受験で成功するための100か条】大学受験で成功するためにやらなければいけないことを100個にまとめました!
~参考~
☆【大学受験で成功するための100か条】大学受験で成功するためにやらなければいけないことを100個にまとめました!
☆解説動画・授業動画一覧(英語・数学・国語・理科・社会・小論文・勉強法)
大学受験で成功するためにやるべきこと一覧
(4)学習計画の王道
(5)勉強法の王道
(6)思考力