【質問パターン】
- どうやって勉強をすればいいですか?
- 成績が上がりません。
- 点数が取れません。
- 偏差値や順位は低いですが〇〇大学に行きたいです。どうすればいいですか?
- 定期試験で平均点も取れません。
- 〇点を取りたいです。/ 〇位になりたいです。/ 〇〇に成績で勝ちたいです。
- 偏差値〇〇まで上げるためには何をすればいいですか?
このような質問をよく受けます。これらの質問に対しては、「受験勉強の基本」と「学習計画の立て方」の2つを伝えるようにしています。
今回は「受験勉強の基本」について解説します。「学習計画の立て方」については、↓の記事をご覧ください。
【回答】
受験勉強の基本は、「使用する問題集を絞って、できるようになるまで繰り返す」です。
当然のことのように思われるかもしれませんが、これが唯一有効な勉強法です。
成績が上がらない、あるいは、テストで点が取れないと悩んでいる人のほとんどが「周回不足」です。問題集や単語帳を1~2周解いたぐらいでは身に付きません。最低でも4周以上、あるいは、できるようになるまで何周でも解き直しましょう。
この勉強法で勉強しない限り、どんな問題集を使用しようが、どんな授業を受けようが、十分な学力は身に付かないと考えてください。
難関大学や医学部などに合格する人は、ほぼ全員問題集がボロボロになるまでやり込んでいます。周回の印、補足説明の書き込み、付箋などで汚れていきますが、これこそ努力の証です。
それに対して、「成績が上がらない」と相談に来る人の問題集を見せてもらうと、みんなきれいなままです。周回不足が問題集のキレイさに表れています。問題集や単語帳などをやり込んでいないのに、成績が上がるわけはありません。
周回を十分にこなせるようになると、学力は自然と上がってきます。それに比例して、モチベーションも上がっていくでしょう。
しかし、周回をこなしていかなければ、いつまでたっても成績は上がらず、やる気も下がり続けるという負のループに陥ってしまいます。
「できるようになるまで何度でも繰り返す」
この当たり前を実行できるかどうかが、受験で成功するかどうかの分かれ道となります。
よくある失敗パターン
よくある失敗パターンとして、「ある問題集を十分に周回する前に次の問題集に移ってしまい、結局何も身に付かない」というものがあります。
これが「勉強している(つもり)なのに、成績が上がらない」の一因でもあります。
そうならないためにも、「できるようになるまで繰り返す」という受験勉強の基本を守りましょう。
目標達成のために
受験勉強における目標達成のためにも周回は必須です。
試験や模試の出題範囲を確認し、目標達成のためにやるべきことを、できるようになるまで周回すれば、理論上どんな目標も達成可能です。
定期試験対策で言えば、試験範囲の問題集や単語帳などを、目標点数に到達するのに必要なだけ周回すればいいのです。それは言い換えると、目標点数に達していないということは、それだけ周回が足りていないということになります。
模試の偏差値・点数・順位などを目標とするときも同様です。目標とする偏差値・点数・順位などを達成するために必要なことをリストアップし、それらをできるようになるまで周回しましょう。そうすれば、理論上は目標達成することができるはずです。
もちろん、実際に目標達成できるかどうかは、やるべき周回をやり切ることができるかどうかなので、自分次第ということになります。
※目標から逆算して学習計画を立てることも重要です。学習計画の立て方については↓をご覧ください。
※どの問題集を使うべきかについては↓をご覧ください。
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