(1)何が問題か
①主に発展途上国で起きている。
→食糧不足や貧困の拡大
②貧困で飼料や燃料を外国から輸入できない→放牧や森林伐採→砂漠化→さらなる貧困
(2)原因
①第二次世界大戦後の人口の増加が著しい。
※1900年:約16.5億→1950年:約25億→2000年:約61億→現在:70億を突破
②産業革命をはじめとする技術革新によって、食料の大量生産が可能となり、医療の発達で死亡率が下がった。
※特にハーバー・ボッシュ法によって窒素の化学肥料が誕生したことで、人口爆発に耐えうる穀物生産が可能となった。
(3)国連人口基金(UNFPA)の対策
1974年 世界人口会議
1994年 国際人口開発会議:人口問題を女性の人権問題としてとらえることを重視。エンパワーメント(女性の地位向上)とリプロダクティブ・ヘルツ/ライツ(性と生殖に関する健康および権利)の保障の推進。
※リプロダクティブ・ヘルツ/ライツとは、性と生殖に関する全てのことを女性の自己決定権として尊重すること(妊娠・出産は大きな喜びでもある反面、健康への脅威でもある。望まぬ妊娠や、中絶の強制も珍しいことではない現状がある)