【質問パターン】
- どの問題集がいいですか?
- 〇〇という問題集と◇◇という問題集のどちらがいいですか?
- 〇〇という問題集は自分のレベルに合っていますか?
- どの問題集から始めた方がいいですか?
【回答】
まず、「どの問題集を使ったらいいか?」についての絶対的な正解はありません。
なぜなら、
- 必要な事項が網羅されている
- 解説が自分にとって分かりやすい
この2つの要素が揃っていれば、どの問題集で学習しても学力の向上度合はそこまで変わらないからです。つまり、「どの問題集を使用したか」は、学力の向上にそこまで影響がないということです。
※重要なのは「どの問題集を使用するか」ではなく、「問題集をどう利用するか」です。このことについては↓の記事をご覧ください。
そのため、特にこだわりがないのであれば、有名な問題集を使用すればいいと思います。有名なものであれば、必要な事項は網羅されていますし、信頼性も高いと思います。
あとは、以下の3つのポイントを押さえればOKです。
(1)実際に中身を自分の目で確認してみましょう。
書店でチェックする、あるいは、誰かに借りるなどして、最初に挙げた2つの要素が揃っているかチェックしてみましょう。(特に「自分にとって解説が分かりやすいか」は自分で確かめてみるしかありません。)
↑の「受験勉強の基本」の記事にも書いてありますが、問題集は繰り返し使用するものなので、自分にとって使いやすいかが重要です。
(2)自分のレベルに合っているかどうかのチェックも重要です。
「自分のレベルに合っていない問題集を無理して使用して、結局何も身に付かない」というのは、受験勉強におけるよくある失敗パターンの1つです。
自分にとって難しすぎると思ったら、より基礎的な問題集から取り組んだ方がいいです。時間がかかってしまいますが、基礎から順番に取り組んでいくのが王道です。
(3)志望校の入試や共通テストの過去問を1~2年分解いてみると自分に必要な問題集がより明確に分かります。
これにより、志望校合格のために自分には何が足りないかを知ることができます。そして、その足りないものを補える問題集を選べばいいということになります。
※このことについては↓でも解説しています。ぜひこちらもご覧ください。
問題集に関する失敗パターン2つ
問題集に関してよくある失敗パターンを2つご紹介します。
①難しすぎる問題集にこだわってしまい、基礎がおろそかになり、結局何も身に付かない。
②ある問題集を十分に周回する前に次の問題集に移ってしまい、結局何も身に付かない。
この2つの失敗パターンが「勉強している(つもりな)のに、成績が上がらない」理由です。
①の失敗パターンについては上記で解説しましたが、自分のレベルに合っている問題集を使用するようにしましょう。
学校や塾などで使用している問題集が自分に合わないという場合も少なくありません。このような場合、ズルズルと自分に合っていない問題集を使用し続けてしまうことが多いのですが、受験に失敗してしまわないためにも、思い切ってきっぱりと切り替えることをオススメします。
②の失敗パターンは、「使用する問題集を絞り、できるようになるまで繰り返す」という受験勉強の基本を守ることで避けられます。詳しくは↓の記事をご覧ください。
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