☆問題のみはこちら→錯イオン形成反応の化学反応式の化学反応式一覧(問題)
①ガラス(二酸化ケイ素が主成分)をフッ化水素酸が溶かす反応
SiO2 +6HF → H2SiF6 + 2H2O
※この反応のようにフッ化水素酸はガラスを溶かすので、ポリエチレン容器に保存する。
※[SiF6]2-の錯イオンを、ヘキサフルオロケイ酸イオンという。
②アルミニウムに過剰な量の水酸化ナトリウム水溶液を加える。
2Al + 2NaOH + 6H2O → 2Na[Al(OH)4] + 3H2
※両性元素(Al, Zn, Sn, Pb)はOH-を配位子とした錯イオンを形成する。
※アルミニウムイオンの配位数は4である。
※[Zn(OH)4]2-はテトラヒドロキシドアルミン酸イオンと読む。
③水酸化亜鉛に過剰な量のアンモニア水を加える。
Zn(OH)2 + 4NH3 → [Zn(NH3)4]2+ + 2OH-
※Zn, Ag, Cu, NiはNH3を配位子とした錯イオンを形成する。
※亜鉛イオンの配位数は4である。
※[Zn(NH3)4]2+はテトラアンミン亜鉛(Ⅱ)イオンと読む。
④臭化銀にチオ硫酸ナトリウム水溶液を加える。
AgBr + 2Na2S2O3 → Na3[Ag(S2O3)2] + NaBr
※AgはS2O32-を配位子とした錯イオンを形成する。
※銀イオンの配位数は2である。
※[Ag(S2O3)2]3-はビス(チオスルファト)銀(Ⅰ)酸イオンと読む。
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