【質問パターン】
- 過去問(赤本)はどのように学習すればいいですか?
- 過去問(赤本)はいつから学習したらいいですか?
- 過去問(赤本)は早い段階で解かずに、入試直前までとっておくべきですか?
- 過去問(赤本)は何年分解けばいいですか?
【回答】
理想的な開始時期
まず、過去問(赤本)に取り組むべき時期についてですが、過去問(赤本)を本格的に学習するのは、基礎を一通り網羅してからの方がいいので、高3の夏休みの後半から開始できたら理想的です。
もちろん早い段階で基礎を網羅できたのであれば、その時点から始めても構いません。(ただ、高3の夏休みより早く過去問に取り組めるレベルに達することができる人はかなり稀です。)
たまに、「過去問は入試直前まで取っておくべき」と言う人がいますが、私はその必要はないと思います。
過去問の研究こそ最大の入試対策なので、過去問に取り組めるレベルに達したら、出し惜しみせずに最新年からどんどん過去問を解いていきましょう。
とりあえず1年分解いてみる
ただ、志望校が決まっている場合は、過去問の出題形式や難易度などを知っておくために、早いうちにとりあえず1年分を解いてみるのは効果的です。
このことに取り組む時期はいつでもいいです。今からでもいいですし、春休み中でもいいですし、GW中でもいいです。
これの目的は、
- 自分の目標を明確にすること
- モチベーションを上げること
なので、自分が「よし、やってみよう!」と思ったときに取り組んでみましょう。
注意点としては、基礎が固まっていない状態では、おそらく過去問は手も足も出ないので、あまりできなくても気を落とさないこと、分からないものはどんどん飛ばしても構わないということです。
これからできるようになればいいので、現時点でできないものが多くても問題はありません。
どのぐらい解けばいいのか
志望校の過去問は10年分を3周するのが理想的です。
これぐらい研究できれば、入試で戦える力が身に付くでしょう。
※東大や京大など大手予備校が大学別模試を実施している場合は、大学別模試も学習するとより研究が深まります。
勉強法
過去問の勉強法は以下の通りです。
①目的を意識する
過去問で学習する目的は、以下の4つです。
- 出題傾向や傾向を知る
- 難易度を知る
- 求められている能力を知る
- 時間配分や問題を解く順番を決める
これらの目的を意識して、取り組んでください。
※詳しくはこちらをご覧ください→過去問(赤本)の活用の仕方
②勉強の流れ
以下の流れで学習しましょう。
- 時間を計りながら解いてみる
- 時間を気にせず答案修正
- 参考書・問題集・単語帳などで調べながら答案作成
- 解説をよく読む
※詳しくはこちらをご覧ください→過去問(赤本)の活用の仕方