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袋から球を取り出す確率

(1)例題

袋の中には赤玉5個、白玉5個、黒玉1個の合計11個の玉が入っている。赤玉と白玉にはそれぞれ1から5までの数字が1つずつ書いてあり、黒玉には何も書かれていない。なお、同じ色の玉には同じ数字は書かれていない。この袋から同時に5個の玉を取り出す。
取り出した5個の中に同じ数字の赤玉と白玉の組が2組あれば得点は2点、1組だけあれば得点は1点、1組もなければ得点は0点とする。

①得点が0点となる確率を求めよ。

②得点が1点となる確率を求めよ。

③得点が2点となる確率を求めよ。

(2010年センター試験本試数学ⅠA第4問より)

(2)例題の答案

(3)解法のポイント

1つの袋から色のついた球を取り出す確率を求める問題は、

分母には、

(球の総数)C(取り出す総数)

がきます。

また、分子には、

(取り出す色の球の総数)C(取り出す個数)

がきます。

さらに注意が必要なのは、

①場合分け(同時に起きない事象、排反事象)→足し算

②連続した操作(同時に起きうる独立事象)→掛け算

となることです。

①は、最初に決めた個数を取り出した後、最初から取り出し直すときは、場合分けするということです。

②は、最初に決めた個数を取り出す途中(一連の操作の途中)なら、掛け算をするということです。

(4)必要な知識

①確率の定義

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