☆問題のみはこちら→生物基礎知識テスト(細胞と遺伝子)(問題)
① 体液を3種類答えよ
→血液、組織液、リンパ液
② 血液の成分はとその割合は?
→血しょう(55%)、血球(45%)
③ 血しょうの成分はとその割合を答えよ
→水(90%)、タンパク質(7~8%)、無機塩類(0.9%)、グルコース(0.1%)
④ 組織液とは何か説明せよ
→血しょう成分が毛細血管の壁から染み出したもの
⑤ 血球はどこで作られるか?
→骨髄の造血幹細胞
⑥ 赤血球の大きさは
→7~8マイクロメートル
⑦ 哺乳類の赤血球には何が存在しないか
→核、ミトコンドリア
⑧ 赤血球の中の酸素を運搬する役割を担うタンパク質は
→ヘモグロビン
⑨ 赤血球は1㎣中何個存在するか?
→450万~500万個
⑩ 白血球は1㎣中何個存在するか?
→6000~8000個
⑪ 血小板は1㎣中何個存在するか?
→20万~40万個
⑫ 血液凝固の仕組み
ⅰ)血小板から血小板因子、組織からトロンボプラスチンが放出
ⅱ)カルシウムイオンとⅰ)により( )が( )に変化。
ⅲ)この酵素が( )を繊維状の( )に変化させ、血球とからみつき( )となる。
→ⅱ)プロトロンビン、トロンビン、ⅲ)フィブリノーゲン、フィブリン、血ぺい
⑬ 採決した血液を試験管に入れておくと生じる上澄みを何と言うか
→血清
⑭ 白血球のうちB細胞とT細胞をまとめて何と言うか
→リンパ球
⑮ ヘモグロビンの周りにある酸素量が多いときと少ないときのふるまい方を答えよ
→多いとき:酸素と結合
少ないとき:酸素と解離
⑯ ヘモグロビンの周りにある二酸化炭素の分圧が低いときと高いときのふるまい方を答えよ
→低いとき:酸素と結合
高いとき:酸素と解離
⑰ 心臓の構造で血液が帰ってくる部屋を何と言うか
→心房
⑱ 血液を送り出す部屋を何と言うか
→心室
⑲ 右心房、右心室、左心房、左心室のうち最も壁が厚いのは
→左心室
⑳ 静脈にある弁の役割は
→逆流を防ぐ役割
21 動脈や静脈を構成する筋肉を何と言うか
→平滑筋
22 血管を囲む細胞を何と言うか
→内皮細胞
23 毛細血管の特徴は
→筋肉がなく、1層の内皮でできている
24 器官と器官を結ぶ血管を何と言うか
→門脈
25 門脈に流れる血液は動脈血か静脈血か
→静脈血
26 「~動脈」という名称の血管で静脈血が流れている血管を答えよ
→肺動脈
27 リンパ液は( )から始まり、( )に合流する
→毛細リンパ管、鎖骨下静脈
28 リンパ管にあるリンパ球が多く集まり膨らんだ部分を何と言うか
→リンパ節
29 心臓にある自動的にリズムを作り出す部分を何と言うか
→ペースメーカー
30 拍動を調整する命令を下す部分は
→延髄
31 毛細血管がある血管系を何と言うか
→閉鎖血管系
32 表皮の一番下にある細胞分裂が盛んな部分を何と言うか
→基底層
33 新しい細胞が表層に向かって押し出されていく際に合成されるタンパク質を何と言うか
→ケラチン
34 押し出された細胞は最外層にくると何になるか
→角質層
35 B細胞やT細胞はどこで作られるか
→骨髄
36 T細胞はどこで分化、増殖するか
→胸腺
37 遺伝的に異なる皮膚や臓器を移植しようとするとおこる反応を何と言うか
→拒絶反応
38 免疫反応が過敏に起こることを何と言うか
→アレルギー
39 アレルギーを起こす抗原を何と言うか
→アレルゲン
40 自分自身の細胞や物質に対して免疫反応が起きてしまう場合を何と言うか
→自己免疫疾患
41 エイズの患者が健康な人なら発症しないような病原菌に感染されてしまうことを何というか
→日和見感染
42 弱毒化または無毒化した抗原を何と言うか
→ワクチン
43 汗や涙や唾液に含まれている、細菌の細胞壁を分解する酵素を何と言うか
→リゾチーム
44 自然免疫で働く食作用をもつ細胞を3つ挙げよ
→樹状細胞、好中球、マクロファージ
45 獲得免疫のなかで抗体を産生して行う免疫は何というか。また抗体を作らないものは?
→抗体をつくる:体液性免疫
抗体を作らない:細胞性免疫
46 体液性免疫の仕組み
ⅰ)抗原が体内に侵入→マクロファージや樹状細胞が( )する→その一部を表面に突き出す( ):MHCという膜タンパク質に結合して提示する
ⅱ)ヘルパーT細胞のT細胞レセプターがMHCと特異的に反応
ⅲ)インターロイキンという物質によりヘルパーT細胞は増殖
ⅳ)B細胞のB細胞レセプターに非自己成分を取り込み提示
ⅴ)提示しているB細胞にヘルパーT細胞のT細胞レセプターが反応すると、インターロイキンを分泌して、B細胞の増殖・分化を促す
ⅵ)B細胞は( )に分化→抗体のタンパク質( )を産生
ⅶ)抗体は抗原と特異的に結合:( )反応
ⅷ)次の抗原侵入に備える細胞( )→一次応答よりも速く・強く反応ができる(二次応答)
→食作用、抗原提示、抗体産出細胞、免疫グロブリン、抗原抗体、記憶細胞
47 細胞性免疫の仕組み
ⅰ)マクロファージまたは樹状細胞が抗原提示
ⅱ)ヘルパーT細胞は( )細胞を刺激・増殖→直接抗原を不活性化
ⅲ)T細胞の一部は記憶細胞として残る
※結核菌に対する免疫記憶が形成されているかのチェック:( )の注射
→キラーT、ツベルクリン
48 自己に対して免疫反応を行わないことを何というか?
→免疫寛容
49 アレルギー反応により強い炎症反応を起こすことを何というか?
→アナフィラキシー
50 自己に対して免疫反応を起こしてしまう(自己免疫疾患)の例を3つ挙げよ
→慢性関節リウマチ、バセドー病、重症筋無力症
51 逆に非自己に対して免疫反応を行わない(免疫不全)の例を挙げよ
→エイズ
52 少量の弱毒化したウイルスや細菌(ワクチン)を注射することを何というか?
→予防接種
53 他の動物に作らせた抗体を含む血球やフィブリンなどの繊維を取り除いたものを注射することを何というか?
→血清療法
54 外分泌腺にある分泌物を運び出す管を何と言うか
→排出管
55 チロキシンが両生類において促進するものは
→変態
56 チロキシンが血液中の濃度を一定に保つ働きを何と言うか
→フィードバック
57 成長ホルモンはどこから分泌されるか
→脳下垂体前葉
58 甲状腺刺激ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン、生殖腺刺激ホルモンはどこから分泌されるか
→脳下垂体前葉
59 メラニン細胞刺激ホルモン(メラノトロピン)はどこから分泌されるか
→脳下垂体中葉
60 バソプレシンの働きとどこから分泌されるか答えよ
→働き:腎臓の集合管での水の再吸収を促す どこから:脳下垂体後葉
61 チロキシンの働きとどこから分泌されるか答えよ
→働き:代謝の促進、両生類の変態促進、鳥類の換羽促進
どこから:甲状腺
62 パラトルモンの働きとどこから分泌されるか答えよ
→働き:骨からのカルシウムイオン溶出を促進させ、血液中のカルシウムイオンを増加
どこから:副甲状腺
63 鉱質コルチコイドの働きとどこから分泌されるか答えよ
→働き:腎臓の細尿管でのナトリウムイオンの再吸収促進
どこから:副腎皮質
64 糖質コルチコイドの働きとどこから分泌されるか答えよ
→働き:タンパク質の糖化促進
どこから:副腎皮質
65 アドレナリンの働きとどこから分泌されるか答えよ
→働き:肝臓でのグリコーゲン分解促進
どこから:副腎髄質
66 グルカゴンの働きとどこから分泌されるか答えよ
→働き:肝臓でのグリコーゲン分解促進
どこから:すい臓のランゲルハンス島A細胞
67 インスリンの働きとどこから分泌されるか答えよ
→働き:グリコーゲン合成促進
どこから:すい臓のランゲルハンス島B細胞
68 甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンやメラニン細胞刺激ホルモン抑制ホルモンなどを分泌する場所はどこか
→間脳視床下部
69 神経分泌細胞がある神経を1つ挙げよ
→間脳視床下部
70 自律神経の中枢は
→間脳視床下部
71 交感神経と副交感神経が互いに正反対に働くことを何と言うか
→拮抗作用
72 交感神経からでる神経伝達物質を何と言うか
→ノルアドレナリン
73 副交感神経からでる神経伝達物質を何と言うか
→アセチルコリン
74 交感神経は心臓拍動・消化液分泌・瞳孔・立毛筋に対してどのように働くか
→心臓拍動:促進、消化液分泌:抑制、瞳孔:拡大、立毛筋:収縮
75 副交感神経は心臓拍動・消化液分泌・瞳孔・立毛筋に対してどのように働くか
→心臓拍動:抑制、消化液分泌:促進、瞳孔:縮小、立毛筋:分布せず
76 交感神経は全てどこにつながっているか
→脊髄
77 迷走神経はどこにつながっているか
→延髄
78 血糖量減少のしくみ
ⅰ)高血糖の血液が( )を刺激
ⅱ)ⅰ)が( )神経によって( )に刺激を与える
ⅲ)ⅱ)から( )が分泌
ⅳ)ⅲ)が肝臓で( )の合成、( )の分解を促進
→ⅰ)間脳視床下部、ⅱ)副交感、すい臓のランゲルハンス島B細胞、ⅲ)インスリン、ⅳ)グリコーゲン、グルコース
79 血糖量増加のしくみ
ⅰ)低血糖の血液が( )を刺激
ⅱ)ⅰ)が( )神経によって( )や( )に刺激を与える
ⅲ)ⅱ)から( )と( )が分泌
ⅳ)ⅲ)が肝臓で( )の分解を促進
さらに
ⅴ)間脳視床下部は放出ホルモンによって( )を刺激
ⅵ)ⅴ)から( )を分泌
ⅶ)ⅵ)により副腎皮質から( )が分泌
ⅷ)ⅶ)によってタンパク質の( )を促進
→ⅰ)間脳視床下部、ⅱ)交感、すい臓ランゲルハンス島A細胞、副腎随質、ⅲ)グルカゴン、アドレナリン、ⅳ)グリコーゲン、ⅴ)脳下垂体前葉、ⅵ)副腎皮質刺激ホルモン、ⅶ)糖質コルチコイド、ⅷ)糖化
80 正常な血糖量はいくらか
→0.1%、100㎎/100ml
81 腎小体は、何と何か
→ボーマンのう、糸球体
82 ネフロンは、何と何(と何)か
→糸球体、ボーマンのう、細尿管
83 ネフロンは腎臓に何個あるか?
→約100万個
84 尿の生成
ⅰ)糸球体からボーマンのうへろ過:ろ過されないもの→血球、高分子タンパク質
ⅱ)ⅰ)でろ過された液( )
ⅲ)細尿管で再吸収:再吸収されるもの→無機塩類、グルコース、水
ⅳ)分泌添加:クレアチンなどの老廃物が細尿管に分泌
ⅴ)ⅲ)ⅳ)の後の液体が( )で、( )に集まる
ⅵ)( )を通って腎臓からぼうこうへ
→原尿、尿、腎う、集合管
85 原尿中の水分の85~90%は細尿管で再吸収されるが、10~15%はどこで再吸収されるか?
→集合管
86 腎臓におけるグルコースの再吸収率は
→100%
87 濃縮率=
→尿中での濃度÷血しょう中での濃度
88 原尿量=
→尿量×再吸収されていない物質の濃縮率
89 ろ過される物質は、( )での濃度=( )での濃度
→原尿、血しょう
90 淡水に住む硬骨魚類は腎臓では水の再吸収をせず、( )を多量に排出
→低濃度の尿
91 硬骨魚類の( )には塩類の出入りを行う塩類細胞があり、( )輸送で積極的に外界の塩類を取り込む
→えら、能動
92 海水魚は( )と同じ濃度の尿を排出
→体液
93 肝臓に肝小葉は何個存在するか
→約50万個
94 肝小葉には何個の肝細胞があるか?
→40万~50万個
95 肝門脈は、どこから、何と何を含んだ血液が流れてくるか
→小腸から単糖類とアミノ酸を含んだ血液
96 肝臓の働き
ⅰ)古くなった(血球)の破壊
ⅱ)(解毒)作用
ⅲ)アンモニアを(尿素)へ変える
ⅳ)血糖値の調整:(グリコーゲン)を(グルコース)に分解したり、逆の合成を行う
ⅴ)タンパク質の生成:アルブミン、フィブリノーゲン、ヘパリン
ⅵ)消化液の(胆汁)を生成
ⅶ)発熱元となり体温の調節
ⅷ)ビタミンA・D・Eの貯蔵、血液の貯蔵
→ⅰ)血球、ⅱ)尿素、ⅲ)尿素、ⅳ)グリコーゲン、グルコース、ⅵ)胆汁
98 すい臓からすい液が、胆のうから胆汁が分泌される消化管は?
→十二指腸
99 脾臓(ひぞう)の働きを答えよ
→古くなった血球の破壊、異物の除去