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日本史における教育・学問(問題と答え)

☆問題のみはこちら→日本史における教育・学問(問題)

①奈良時代に官人養成のため中央、地方におかれた教育機関はそれぞれ何か。

→大学、国学

②石上宅嗣がつくった日本最初の公開図書館を何というか。

→芸亭

③平安時代に、子弟を大学に通わせるため、有力貴族は何と呼ばれる寮を設けたか。

→大学別曹

④藤原氏の大学別曹を何というか。

→勧学院

⑤和気氏の大学別曹を何というか。

→弘文院

⑥空海が民間教育のために設立した教育機関を何というか。

→綜芸種智院

⑦中国の漢詩文・中国史を学ぶ科目を何というか。

→紀伝道

⑧大学寮で紀伝道を教えた教官のことを何というか。

→文章博士

⑨鎌倉時代に北条実時が開いた私設図書館を何というか。

→金沢文庫

⑩朝廷の儀式研究学を何というか。

→有職故実

⑪順徳天皇が記した有職故実書は何か。

→『禁秘抄』

⑫南北朝期に北畠親房が記した有職故実書は何か。

→『職原抄』

⑬東山期に有職故実書の『公事根源』を記した人物は誰か。

→一条兼良

⑭東山期に足利学校を再興したのは誰か。

→関東管領上杉憲実

⑮戦国時代に薩摩・島津氏や肥後・菊池氏に招かれて朱子学普及に努めた儒学者は誰か。

→桂庵玄樹

⑯キリスト教伝来後、多くの宣教師が来日し作られた神学校を何というか。

→セミナリオ

⑰キリスト教の宣教師養成学校で、今の大学にあたるものを何というか。

→コレジオ

⑱寛政異学の禁を出して朱子学を正学とし、聖堂学問所では朱子学以外の講義を禁じた大老は誰か。

→松平定信

⑲後に聖堂学問所は何と改称されたか。

→昌平坂学問所

⑳会津藩主保科正之が招いた朱子学者は誰か。

→山崎闇斎

㉑岡山藩主池田光政が招いた陽明学者は誰か。

→熊沢蕃山

㉒岡山藩主池田光政が設置した郷学(庶民の教育機関)を何というか。

→閑谷学校

㉓熊沢蕃山が設置した私塾を何というか。

→花畠教場

㉔水戸藩主徳川光圀が招いた朱子学者は誰か。

→朱舜水

㉕加賀藩主前田綱紀が招いた朱子学者は誰か。

→木下順庵

㉖米沢藩主上杉治憲が再興した藩校を何というか。

→興譲館

㉗秋田藩主佐竹義和が設立した藩校を何というか。

→明徳館

㉘肥後藩主細川重賢が設立した藩校を何というか。

→時習館

㉙京学をおこし、近世朱子学の祖と呼ばれる人物は誰か。

→藤原惺窩

㉚藤原惺窩の弟子で、徳川将軍家の侍講を務めた人物は誰か。

→林羅山

㉛林羅山とともに歴史書『本朝通鑑』を著した人物は誰か。

→林鵞峰

㉜林羅山の孫で、江戸幕府5代綱吉の大学の頭となって活躍した人物は誰か。

→林信篤(鳳岡)

㉝木下順庵の弟子で、6代家宣・7代家継に仕えた朱子学者は誰か。

→新井白石

㉞木下順庵の弟子で、8代吉宗に仕えた朱子学者は誰か。

→室鳩巣

㉟知行合一を唱え、朱子学を批判した学問を何というか。

→陽明学

㊱陽明学を確立し、日本陽明学の祖といわれた人物は誰か。

→中江藤樹

㊲『大学或問』という著書の中で幕府や朱子学を批判したため流罪になった陽明学者は誰か。

→熊沢蕃山

㊳天保の飢饉の際に乱を起こした大坂町奉行の元与力の陽明学者は誰か。

→大塩平八郎

㊴朱子学や陽明学を“解釈の儒学”だと批判し、孔子・孟子に立ち返るべきだと説いた学問を何というか。

→古学

㊵『聖教要録』で朱子学を批判したため流罪になった人物は誰か。

→山鹿素行

㊶京都・堀川に私塾古義堂を建て、古義学派と称された人物は誰か。

→伊藤仁斎

㊷江戸に私塾蘐園塾を開いて古文辞学派という古学の一派を作った人物は誰か。

→荻生徂徠

㊸17世紀後半からおこった、外来思想の影響を受ける以前の日本古来の道を探ろうとする学問のことを何というか。

→国学

㊹5代綱吉から歌学方に任命され、『源氏物語』を研究して『源氏物語湖月抄』を著した人物は誰か。

→北村季吟

㊺『万葉集』を研究して『万葉代匠記』を著した人物は誰か。

→契沖

㊻国学を発展させた京都伏見稲荷の神官は誰か。

→荷田春満

㊼荷田春満の弟子で、『万葉集』の注訳書『万葉考』や国学書『国意考』を著した人物は誰か。

→賀茂真淵

㊽『古事記』の注釈書『古事記伝』を記し、国学を大成させた人物は誰か。

→本居宣長

㊾復古神道を唱え、幕末の尊王攘夷運動に影響を与えた人物は誰か。

→平田篤胤

㊿和学講談所を作ったり、国学の分類書『群書類従』を記したりした人物は誰か。

→塙保己一

51徳川吉宗による漢訳洋書輸入の禁を緩和し後、オランダ語の習得を命じられた人物は誰か。

→野呂玄丈、青木昆陽

52初の解剖書『蔵志』を刊行した人物は誰か。

→山脇東洋

53解剖翻訳書『解体新書』を著した人物は誰か。

→杉田玄白、前野良沢

54杉田玄白が『解体新書』翻訳の苦労話をまとめた著書を何というか。

→『蘭学事始』

55蘭学入門書『蘭学階梯』を記した人物は誰か。

→大槻玄沢

56初の蘭日辞典『ハルマ和解』をつくった人物は誰か。

→稲村三伯

57長崎に鳴滝塾を設立した人物は誰か。

→シーボルト

58天保期に蘭学塾適塾を大阪に開いた人物は誰か。

→緒方洪庵

59蛮書和解御用の設置を提言し、後にシーボルト事件に関与して獄死した天文方は誰か。

→高橋景保

60『戊戌夢物語』で幕府を批判し、蛮社の獄で処罰された蘭学者は誰か。

→高野長英

61享保期に大阪町人出資でできた学問所を何というか。

→懐徳堂

62懐徳堂出身で、『夢の代』で無神論を展開した学者は誰か。

→山形蟠桃

63『自然真営道』を著し、封建制度を批判した人物は誰か。

→安藤昌益

64『経済録』で藩による商業活動の必要性を解いた人物は誰か。

→太宰春台

65『稽古談』で潘の商業政策を主張した人物は誰か。

→海保青陵

66『西域物語』や『経世秘策』で積極的な貿易論を展開した人物は誰か。

→本多利明

67『経済要録』で生産物の国家専売や貿易展開を主張した人物は誰か。

→佐藤信淵

68「報徳仕法」とよばれる農村復興策を展開した人物は誰か。

→二宮尊徳

69『庶物類纂』で動植物を分類した人物は誰か。

→稲生若水

70『大和本草』を著した人物は誰か。

→貝原益軒

71貞享暦を作り、5代綱吉から天文方に任命された人物は誰か。

→渋川春海(安井算哲)

72『塵劫記』で和算を普及させた人物は誰か。

→吉田光由

73『発微算法』で和算を大成させた人物は誰か。

→関孝和

74京都で商人道徳を説く心学を始めた人物は誰か。

→石田梅岩

75札幌農学校の創設に貢献したお雇い外国人は誰か。

→クラーク

76『日本開花小史』で明治維新を賛美する歴史書を著した人物は誰か。

→田口卯吉

77「神道は祭天の古俗」という論文で神道家の攻撃にあった歴史学者は誰か。

→久米邦武

78ペスト菌を発見し伝染病研究所を創設した人物は誰か。

→北里柴三郎

79赤痢菌を発見した人物は誰か。

→志賀潔

80タカジアスターゼやアドレナリンを発見した人物は誰か。

→高嶺譲吉

81オリザニン(ビタミンB)の抽出に成功した人物は誰か。

→鈴木梅太郎

82『貧乏物語』で貧困の現状やその原因を探ったマルクス主義経済学者は誰か。

→河上肇

83『遠野物語』を著し、民間伝承を研究する民俗学を確立したのは誰か。

→柳田国男

84『日本書紀』や『古事記』に分析を加えた『神代史の研究』を著した歴史学者は誰か。

→津田左右吉

85KS磁石鋼という強力な磁石を発明した物理・冶金学者は誰か。

→本多光太郎

86黄熱病の研究で名をあげた人物は誰か。

→野口英世

87日本人初のノーベル物理学賞を受賞した人物は誰か。

→湯川秀樹

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