☆動画はこちら↓
動画準備中
☆YouTubeのチャンネル登録よろしくお願いします→超塾チャンネル
(1)授業に対する意識
授業の効果的な活用方法を解説する前に、持っておくべき授業に対する意識を確認します。
①ただ受けるだけの授業に意味はない
↓の「勉強ごっこ」の記事でも解説していますが、出席自体を目的とした授業、あるいは、ただ受けるだけの授業には意味はありません。
ただ授業を受けるだけで学力が上がったり、成績が伸びたりすることはありえません。授業で学んだことを自分のものにできて初めて、授業が意味を持ちます。
まずは、学校や塾で決められた時間ただ座って授業を聞いているだけでは、膨大な時間を徒労に費やしているということを意識しましょう。
②授業を区別する必要はない
学校の授業も塾の授業も、あるいは解説動画であっても、授業は授業です。
たまに、学校の授業や塾の授業を特別視したり、「学校の授業は復習しない」あるいは「塾の授業は復習しない」としたりする人がいますが、授業を形態で区別することに意味はありません。
学校、塾、動画など場所や形態に関わらず、すべての授業を活用の対象とし、復習する必要があるのであれば、必ず復習をしましょう。
あくまで、授業は「目的を達成するための手段のひとつ」に過ぎないという意識も持ちましょう。
(2)活用する授業を選ぶ
それでは授業の活用方法の解説に移りますが、まずは、授業を取捨選択するところから始めましょう。
正直、多くの学生は授業を受け過ぎていると思います。1日の大半が授業時間で、その授業の復習をしたり、授業内容以外の勉強をしたりする時間があまり取れない人も多いのではないでしょうか。
そのため、活用する授業を選ぶところから始めた方がいいです。
(3)以降の通りに時間を使って分析や復習をする価値のある授業をだけを受け、それ以外の授業はそもそも受けないというのが理想です。
受けたくない授業をすべてやめるということが難しい場合もあると思いますが、可能な限り無駄な授業を減らせるだけ減らしてみましょう。
完全に切ることが難しい場合でも、トラブルにならない程度に、なるべくその授業に時間を使わないようにしましょう。
「勉強ごっこ」への対処法でも解説していますが、「勉強ごっこ」を完全に切るのが難しい場合は、上手くあしらいつつ、一方で「本物の勉強」に全力で取り組むという振る舞い方が必要になってきます。
いずれにしても、授業は受動的に受けるものではなく、能動的に活用するものであると意識を変えることが重要です。
(3)授業中にやるべきこと2つ
授業を活用するために、授業中にやるべきことは以下の2つです。この2つをしなければ、授業の時間が無駄なものになると思ってください。
①後で授業の内容を再現できるようなメモを取る。
授業を受ける目的は、その授業の内容を自分のものとすることです。目的もなく、ただ板書を写したりノートを取ったりしても意味はありません。
あるいは、「ただ授業を聞いているだけ」は絶対にしてはいけません。
「後でそのメモを見れば、そのとき先生が何を言っていたか再現できる」メモを残すようにすれば、効率良く授業を聞くことができます。
②授業で出てきた分からない言葉や式、疑問点などは全てメモを取る。
授業を集中して聞いていると、分からない言葉や式、あるいは「なぜそうなるのか」といった疑問が出てくると思います。そういったものは必ずメモを残しておいてください。
要するに、目的意識をもって授業を受けることが大切ということです。目的意識さえあれば、自然とメモを取ることになるはずです。
(4)授業後にやるべきこと2つ
そして、授業後には以下の2つのことをやってください。ここまでやって初めて授業に意味が生まれます。
①メモやノートを復習する。
授業で学んだことは必ず全て復習してください。基本的には3周以上は復習するようにしましょう。
メモやノート(授業プリントを含む)を期限を決めて見直す、というのが一番簡単な復習方法です。
より学習効果を高めたいのであれば、自分なりに整理し直すとよいでしょう。授業内容をまとめ直してもよいですし、自分にとって必要な部分だけ抽出するというのもよいです。もちろん、このように整理し直したものも3周以上は復習しましょう。
復習のポイントとしては、「その授業を再現できるようになっておく」ということです。そうすることで、授業を自分のものにできたと言えます。
②授業で扱った問題やその類題を解き直す。
授業で扱った問題などは解き直しましょう。こちらも、期限を決めて3周以上は解き直したいです。
また、授業で扱った問題ができるようになったら、その類題も周回するとベストです。
(5)授業の内容を定着させるために
(4)で授業の復習を進めながら、さらに授業の内容を定着させるために以下のことをやってみると、より良いでしょう。
①テストを受ける。
授業内容に関するテストが用意されている場合は、そのテストを活用しましょう。もしテストが用意されていない場合は、問題集の問題を使って自分でテストをしてみましょう。
もちろん、できなかった問題などは3周以上解き直します。
②授業の再現する。
誰かに対して、授業の再現をしてみましょう。誰かに教えることができるようになれば、そのことに関しては理解できたと言えます。
いかがだったでしょうか。ここまでやって初めて「授業を受けた意味がある」と言えるのです。逆にここまでやらないのであれば、授業を受けた時間が無駄になっている可能性があるということです。
(2)でも書いてありますが、ここまでやる価値のない授業であれば、そもそも受けないか、「授業を切る」決断をしましょう。
☆「勉強ごっこ」とは? 「勉強ごっこ」の現実的な対処法も解説します!
☆「本物の勉強」とは何か? 「本物の勉強」に近づけるためにやるべきこと
☆授業(学校・塾・動画)の効果的な活用方法を解説します!【ただ受けるだけの授業にならないために】