受験勉強において、最終的な決定権を持ち、最終的に責任を負うべきなのは、もちろん生徒自身です。
しかし、多くの人のサポートや関わりによって、受験勉強が成り立っていることも忘れてはいけません。
今回は、そういった人たちの役割や関わり方をまとめていきます。
(1)受験勉強における役割
まずは、役割を確認します。受験勉強を1つのプロジェクトと考えると、以下のような役割が必要になります。
①リーダー兼プロデューサー
受験勉強に関して最終的に決定し、その責任を最終的に負う役割です。
もちろん、この役割を担うのは、生徒本人です。
また、他のメンバーの役割分担や指示なども行い、受験勉強というプロジェクトを成功に導きます。
②マネージャー
目標を設定し、学習計画を立て、その実行を管理します。
生徒本人が自身の学習をマネジメントするのが理想ですが、まだ難しい場合は、先生や保護者などに依頼してもよいです。
ただし、最終的には自分でできるようになることを目指すことと、何を任せるかを決めるのはリーダーである生徒本人であるということに注意しましょう。
③ディレクター
「何」を「どのように」勉強するのかをサポートします。
できていないところ、理解していないところ、上手くいっていないところを発見し、それを克服するには何をすればよいかを提示します。
専門的な知識や経験がある人に任せるとよいでしょう。
④サポーター
受験勉強を様々な方面でサポートします。
生活習慣の管理、テストやチェックの実施などです。
主に、保護者や友人などが担う役割です。
(2)受験勉強に関わる人たち
①親・保護者
担える役割としては、マネージャーとサポーターですが、どこまで子供の受験勉強に関わっていくかは難しいところです。
生徒本人の希望する役割だけを担うというのが基本です。
それ以上に関わろうとするのは過干渉となり、逆効果です。
②先生
先生の最も重要な役割は、ディレクターです。
生徒からの依頼があれば、マネージャーやサポーターの役割も担うとよいでしょう。
ただし、あくまでも「生徒自身でできるようになること」を目的としなければいけません。これは、勉強の内容だけでなく、マネジメントやディレクションにおいてもです。
生徒に自律性と主体性を身につけさせ、かつ、思考力や判断力を養うことこそ、先生の仕事です。
※ちなみに、「授業を提供すること」は先生の仕事として、それほど重要なものであるとは考えていません。たとえどんなに素晴らしい授業であったとしても、ただ授業を受けるだけで学力が向上するということはあり得ないからです。それよりも、「どのように学んだことも自分の力とするか」あるいは「学んだことを活用しようとする意志」を指導するほうが、はるかに学力向上に貢献します。
③友人
友人も受験勉強においては重要な要素です。
お互いにサポーターとなれる関係が望ましいです。
お互いに問題を出し合ったり、学んだことについて対話をしたりなど、お互いに影響しながら、支え合いながら、ともに受験勉強を戦い抜いていく友人を持てると良いです。
④兄弟など
兄弟や知り合いなどもサポーターとなり得ます。
必要があれば依頼してみましょう。ただし、感謝の気持ちを忘れずに。
~参考~
☆【大学受験で成功するための100か条】大学受験で成功するためにやらなければいけないことを100個にまとめました!
☆解説動画・授業動画一覧(英語・数学・国語・理科・社会・小論文・勉強法)
大学受験で成功するための精神力
①ごまかすのをやめよう! やっていないのに「やった」と言わない、できていないのに「できた」と言わない。
②結局、我慢強さが受験勉強において重要になります。結局、「あきらめずに最後までやり抜くこと」が重要なのです。
⑤努力をすること自体に価値がある(努力をすることに意味がある理由)
⑥柔軟に考えることを心がけましょう! 柔軟な思考が大学受験で成功するために重要です。
大学受験で成功するためにやるべきこと一覧
(4)学習計画の王道
(5)勉強法の王道
(6)思考力