「体系的にまとめる」とは「ネットワークを形成する」ということです。体系的な知識のネットワークを形成することで、知識はより定着しやすくなります。さらに、知識を引き出したり(アウトプット)、活用したりするときにも、このネットワークは大いに役立ちます。
「体系的である」ことの具体例は、このサイトです。「大学受験の王道」はテーマやキーワードで分類し、関連事項をリンクでつないでいます。まさに、これこそ「体系的にまとめたもの」と言えます。
(1)体系的にまとめるために
①「なぜ」と「なに」をとことん調べよう
まずは、知らない言葉や理解できていない事項を見つけたら、すぐに調べてみましょう。
また、そういったものを探しながら、学習したり生活したりしましょう。学習している間だけでなく、日常生活を送っているときも、常に調べるクセをつけるとよいです。
このように好奇心をもって世界と接することが、学びにおいて何より重要です。
☆詳しくはこちら→「なぜ」と「なに」をとことん調べよう
※何を調べてよいか分からないときは、こちらをチェックしてみてください→自分が理解できているかチェックしよう! 自分が理解していない場所を発見しよう!
②分類しよう
テーマやキーワードで分類してみることが重要です。
教科書や参考書に載っている分類の仕方でもいいですが、自分なりの分類の仕方でまとめるとより良いです。
また、複数の分類に所属しているものがあっても構いません。むしろ、その方が理解が重層的になり、より効率的にインプットできます。
③関連付けしよう
関連事項でつないでいきましょう。
調べたり、まとめたりしていれば、気になる関連事項が出てくると思います。そういったものも調べてまとめていきましょう。すると、さらに気になる関連事項が出てきます。もちろん、それも調べてまとめます。すると、さらに気になる関連事項が……といったように、どんどん調べてまとめていき、知識体系をより豊富なものしていきましょう。
また、関連付けは複数の教科や領域にまたがって行っていくと、より深い学びとなります。
④対比しよう
対比しながら、まとめたり理解したりすることも重要です。
学習している項目と対応して理解すべきものや、同様の考え方ができるものなどを探してみましょう。
(2)解法体系を作ろう
知識の体系だけでなく、数学や理科の解法の体系も作ってみましょう。つまり、解法も知識と同様に、分類し、関連付け、対比しながら整理してみましょう。
数学や理科の入試(特に二次試験)では「類推する力」が重要になります。解いたことのないパターンの問題は、知っているパターンを応用したり、組み合わせたりすることで解くことができます。
こういった能力を身につけるためには、解法やパターンの体系を形成する必要があります。
特に国立大学はこういった能力を重視しています。
(3)体系を定着させるためにアウトプットをしよう
とことん調べて体系的にまとめたものは、誰か(先生・先輩・友達・後輩など)に報告し、対話できるとなお良いです。アウトプットをすることで、記憶が定着し、理解がより深まります。
~参考~
☆【大学受験で成功するための100か条】大学受験で成功するためにやらなければいけないことを100個にまとめました!
☆解説動画・授業動画一覧(英語・数学・国語・理科・社会・小論文・勉強法)
勉強法の基本
①学んだこと、分析したこと、調べたことなどは全て、復習できる形に残す。
③周回をする問題集などには、△や×に相当するマークをつける。
・自分が理解できているかチェックしよう! 自分が理解していない場所を発見しよう!
・紙の辞書と電子辞書(スマホ)のどちらを使うべきか。それぞれのメリットとデメリットについても解説します!
大学受験で成功するためにやるべきこと一覧
(4)学習計画の王道
(5)勉強法の王道
(6)思考力