(1)例題
飽和脂肪族ジカルボン酸HOOC-(CH2)x-COOHとヘキサメチレンジアミンH2N-(CH2)6-NH2を縮合重合させて、図に示す直鎖状の高分子を得た。この高分子の平均重合度nは100、平均分子量は2.8.×104であった。1分子のジカルボン酸に含まれるメチレン基-CH2-の数xはいくつか。
(2018年センター試験本試化学第6問問2)
(2)例題の答案
図の高分子の繰り返し単位の式量は14x+170であるから
(14x+170)×100=2.82×104
∴ x=8
(3)解法のポイント
高分子化合物の計算の基本は、まず繰り返し単位の式量を求めるところからです。
これに重合度nをかけることで、平均分子量が求められます。
ちなみに両端の水素は、無視して計算しても構いません(高分子の分子量に対して、水素の原子量は無視できるほどちいさいため)
~参考~
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