「本物の勉強」とは何か? 「本物の勉強」に近づけるためにやるべきこと

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「本物の勉強」ではない「勉強ごっこ」

一見勉強をしているように見えるけど、「できるようになること」「知ること」自体を目的とはしていないため、学習効果があまり得られない行為、あるいは、自分の学力の向上を直接の目的とせず、「先生に言われたから」「親に怒られるから」といった理由でする勉強に見せかけた行為のことを「勉強ごっこ」と定義しました。

※「勉強ごっこ」とは何か? 「勉強ごっこ」への現実的な対処法については↓をご覧ください。

では、「勉強ごっこ」ではない「本物の勉強」とは何でしょうか? 今回は「本物の勉強」について解説します。

理想的な「本物の勉強」

理想的、あるいは、本来的な「本物の勉強」は、「できるようになりたい」「知りたい」という気持ちから学ぶ行為のことです。

このような気持ちからの学びは、主体的・自発的・能動的・積極的であり、学習効率が高まりやすく、必然的にモチベーションも高く維持されます。

そして、勉強の内容がどのようなものであれ、学ぶこと自体を楽しむことができます。なぜなら、「できなかったことができるようになる」「知らなかったことを知る」ことは快感であり、喜びを感じるはずだからです。

したがって、このような「本物の勉強」は、理想的な学びであると言えます。

「本物の勉強」に近い学び

上記のような学びだけをすることが、まさに理想的ではあると思うのですが、現実では非常に困難な場合が多いようです。

特に受験勉強においては、「理想的な学びだけしていればよい」というわけにはいきません。

しかし、たとえ受験勉強だとしても、完全に理想的な「本物の勉強」とまではいかずとも、それに近い学びをすることは可能です。

以下では、理想的な「本物の勉強」に近づけるためにするべきことを説明します。

「本物の勉強」に近づくための5つのステップ

「本物の勉強」に近づけるためには、以下の5つのステップを踏む必要があります。

  1. 好奇心をもって世界を見て、様々なことに興味を持つ(常に「なぜ」「なに」を考える)
  2. 分からないことや気になることは調べる
  3. 書いてあることをよく読む
  4. さらに深堀りしたいところを調べたり、誰かに質問したりする
  5. 何らかの形で残す(自分なりにまとめたり、アウトプットしたりする)

この5つのステップを踏んだ勉強は「本物の勉強」に近く、高い学習効果を得ることができます。

ある意味、当たり前の勉強法ではあるのですが、受験勉強においてこれができている人は、あまり多くはありません。そのため、この5つを意識して日々受験勉強に取り組めば、周りに大きく差をつけることができると思います。

ちなみに、理想的な「本物の勉強」であれば、自発的にこれらを行うことになると思います。「できるようになりたい」「知りたい」と本気で思えば、当然、この5つのステップを踏むことになるからです。

また、これらの反対がそのまま、「勉強が苦手な人」「勉強ができないと思っている人」の特徴となります。

つまり、

  1. 視野が狭く、興味を持たない(持てない)
  2. 調べようとしない
  3. 解説などを読まない、読んだとしてもよく読まない
  4. 深堀りしない、質問しない
  5. 学んだことを残そうとしない(メモを取らない、まとめたり整理したりしない、アウトプットもしない)

どうでしょうか。「勉強が苦手な人」「勉強ができないと思っている人」は、この5つのどれか、あるいは、全てが当てはまるのではないでしょうか。

もし、「受験勉強を本物の勉強に近づけて、高い学習効率と高いモチベーションを手に入れたい」あるいは「勉強に対する苦手意識を克服したい」と考えている方は、ぜひこの5つのステップを意識してみてください。

ちなみに、僕が質問対応でアドバイスをするときは、この「本物の勉強に近づくことができる学び」になるようにアドバイスをすることを心がけています。

また、今後投稿する動画で「このように勉強した方がいい」と言った場合は、「こうしたら本物の勉強に近づくことができる」という意味であると考えてください。


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