みなさんは数学を勉強する意義を考えたことはあるでしょうか。
僕は5教科の中で一番重要で、その後の人生で最も役に立つのは数学だと考えています。
例えば、関数は未来予測のため、指数対数はマクロな世界あるいはミクロな世界の計算のため、三角関数は回転運動や波動の計算のため……など、個別の単元での学ぶ意義もありますが、ここでは数学を学ぶ一般的な意義について説明したいと思います。
それは、論理的思考力を鍛えることです。
論理的思考力は受験勉強で最も重要な能力の一つです。問題に対して、原理から思考を始め、筋道を立てて、解を導く力。
数学を勉強することは、この力を鍛える訓練となっているのです。
この力は、数学だけでなく他の教科でも必要となります。
よくある間違った考えに、「文系だから数学はできなくてもいいや」というものがあります。
このような考えの人は、英語や国語を感覚で解こうとします。そしてそのような人は、だいたい点数が不安定で、あるレベル以上の問題には対応できなくなってしまいます。
英語や国語こそ、数学的なものの考え方つまり論理的思考力が必要なのです。少なくとも大学入試ではそれを問われています。
そして、論理的思考力は受験勉強以外でも必要な能力です。
問題やミッション(その大半は、大学入試とは違い答えがありません)に対して、行き当たりばったりではなく、筋道を立ててアプローチできるかどうかは、非常に重要です。
そうできる人を求めているから、企業は、論理的思考力が高い学生が比較的多い高学歴を優先的に採用しようとするのです。
ここを勘違いしてはいけません。
学歴が高いから就活に有利なのではなく、高学歴の人は論理的思考力などの能力が高い人が多いから、就活に有利なのです。
~参考~
☆【大学受験で成功するための100か条】大学受験で成功するためにやらなければいけないことを100個にまとめました!
☆解説動画・授業動画一覧(英語・数学・国語・理科・社会・小論文・勉強法)
なぜ勉強しなければいけないのか
②「創発」が「なぜ勉強する必要があるのか?」の答えになります!(「創発とは何か?」についても解説しています)
③塾長が考える人が学ばないといけない理由、「人間」とは何か? 「人間」であるために必要なことは?
④なぜ受験勉強をしなければいけないのか? 受験勉強の社会的な意義と個人的な思想を解説します!
⑤勉強をする理由は「幸せになるため」ではない。「あなたの幸せを思って言っている」「将来幸せになるために勉強しなさい」といった言葉は、子供の心に響きません。
⑥勉強をする理由は「いい会社に就職するため」ではない。「夢=職業選択」ではない!
大学受験で成功するためにやるべきこと一覧
(3)学習計画の王道