生物基礎知識テスト(細胞と遺伝子)(問題と答え)

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① 生物の共通点は(    )からなり、(    )を行ってエネルギーを出入りさせ、(     )を持ち(     )によって増殖し、(    )を保つことである。
→細胞、代謝、DNA、生殖、恒常性(体内環境)

② 生物に共通点があるのは(      )から進化したから
→共通の祖先

③ 単独で増殖できず、細胞からできているわけでもなく、代謝も行わない、生物と無生物の中間的な存在は?
→ウィルス

④ 現在知られている生物は(     )種
→約180万種

⑤ 核の直径は
→約10マイクロメートル

⑥ 染色体は(     )と(     )からなる細い糸状の構造
→DNAとタンパク質

⑦ 染色体を染める色素を2つ
→酢酸オルセイン、酢酸カーミン

⑧ ミトコンドリアや葉緑体のような構造体を何と言うか
→細胞小器官

⑨ ミトコンドリアの大きさと働き
→3マイクロメートル程度、呼吸によって生命活動に必要なエネルギーを取り出す働き

⑩ 葉緑体の大きさと働き
→5マイクロメートル程度、光合成を行って炭水化物を合成する

⑪ 植物細胞にみられる細胞小器官で、内部にたんぱく質や糖や無機塩類を蓄えているものを何と言うか
→液胞

⑫ 花弁の色となる色素は
→アントシアン

⑬ 液胞内の液体の名前は
→細胞液

⑭ 液胞以外で動物の細胞に見られず、植物の細胞に見られるものは何か
→細胞壁

⑮ 細胞壁の主成分を2つ
→セルロース、ペクチン

⑯ どんな細胞にもあるものは? またそれの大きさは?
→細胞膜、5~10ナノメートル

⑰ 細胞質で細胞小器官以外の隙間の体液部分を何と言うか
→細胞質気質

⑱ 生きている細胞で見られる細胞質気質が流れる現象を何と言うか
→原形質流動

⑲ 核を持つ細胞を何と言うか
→真核細胞

⑳ 核を持たない細胞を何と言うか
→原核細胞

21 原核生物の例を4つ挙げよ
→大腸菌、乳酸菌、コレラ菌、シアノバクテリア

22 シアノバクテリアの例を2つ挙げよ
→ユレモ、ネンジュモ

23 菌類は真核生物か原核生物か
→真核生物

24 酵母菌は真核生物か原核生物か
→真核生物

25 シアノバクテリアは(     )を持っていないが(      )を行う
→葉緑体、光合成

26 ゾウリムシの大きさは
→200マイクロメートル

27 ヒトの分解能はどのくらいまで識別できるか
→0.1ミリメートル

28 ヒトの赤血球の大きさは
→7~8マイクロメートル

29 光学顕微鏡の分解能は
→0.2マイクロメートル

30 顕微鏡で観察し細胞を発見した人物は
→フック

31 フックが観察したものは(    )で、実際は(     )の部分だった
→コルクの切片、細胞壁

32 植物の体は細胞からできていると提唱したのはだれか
→シュライデン

33 動物の体も細胞からできていると提唱したのはだれか
→シュワン

34 細胞説とは何か
→生物の体は細胞が基本単位であるという説

35 代謝のうち分解反応を何と言うか
→異化

36 代謝のうち合成反応を何と言うか
→同化

37 有機物を酵素を使って分解しエネルギーを取り出す反応を何と言うか
→呼吸

38 呼吸によって生じたエネルギーをいったん預かってくれる物質を何と言うか(正式名称で)
→アデノシン三リン酸

39 アデノシンは何という塩基と何という糖が結合したものか
→アデニンという塩基とリボースという糖

40 ATPから一番端のリン酸をとった物質を何と言うか
→アデノシン二リン酸(ADP)

41 ATPがもつリン酸とリン酸の結合を何と言うか
→高エネルギーリン酸結合

42 グルコースを酸素を用いて分解する化学反応式をかけ
C6H12O6+O2→CO2+H2O

43 呼吸はおもにどこで行われるか
→ミトコンドリア

44 光エネルギーを用いて二酸化炭素と水から酵素とグルコースなどを生じる反応を何と言うか
→光合成

45 光合成はどこで行われるか
→葉緑体

46 エネルギーのやり取りは必ずATPを介して行われるため、ATPは何と呼ばれているか
→「エネルギーの通貨」

47 酸素を使わずに有機物を分解する原核生物を何と言うか
→嫌気性細菌

48 酸素を使って有機物を分解する原核生物を何と言うか
→好気性細菌

49 好気性細菌が他の生物に取り込まれ何になったと考えられるか
→ミトコンドリア

50 同様に、何を取り込んで葉緑体が生じたと考えられているか
→シアノバクテリア

51 細胞内共生とは何か
→細胞内に他の生物が取り込まれて共生すること

52 共生説の根拠を2つ挙げよ
→ミトコンドリアと葉緑体だけは核とは別の独自のDNAを持っていること、ミトコンドリアと葉緑体だけは細胞内で分裂して増殖することができること

53 緑藻を捕食すると消化せず、細胞内に共生させる単細胞生物を何と言うか
→ハテナ

54 自分自身は変化せず、化学反応を促進させる物質を何と言うか
→触媒

55 過酸化水素を分解させる酵素を何と言うか
→カタラーゼ

56 過酸化水素分解の化学反応式をかけ
H2O2→H2O+O2

57 デンプンを分解する酵素は
→アミラーゼ

58 たんぱく質を分解する酵素は
→ペプシン

59 遺伝情報を担う物質を何と言うか(正式名称で)
→デオキシリボ核酸

60 糖とリン酸と塩基からなる物質を何と言うか
→ヌクレオチド

61 DNAを構成する糖は何と言うか
→デオキシリボース

62 DNAを構成する塩基を4つ
→アデニン、グアニン、シトシン、チミン

63 DNAの構造は
→二重らせん構造

64 相補的な関係にある塩基対をかけ
→AとT、GとC

65 DNAに含まれる塩基の数の比率に規則性があることを示した人は
→シャルガフ

66 DNAの二重らせん構造を解明した人を2人
→ワトソン、クリック

67 ヌクレオチドが多数結合した物質を何と言うか
→核酸

68 DNA以外の核酸を何と言うか(正式名称で)
→リボ核酸

69 RNAを構成する糖は
→リボース

70 RNAを構成する塩基を4つ
→アデニン、グアニン、シトシン、ウラシル

71 DNAの遺伝情報を核の外に伝える働きがあるRNAを何と言うか
→mRNA(メッセンジャーRNA、伝令RNA)

72 DNAの遺伝情報が働くことを何と言うか
→発現

73 DNAの遺伝情報を写し取ったmRNAを合成することを何と言うか
→転写

74 mRNAの塩基3つに対応するアミノ酸を結合してたんぱく質を合成する過程を何と言うか
→翻訳

75 遺伝情報がDNA→RNA→タンパク質へと一方鉱に伝達されていくという考え方を何と言うか
→セントラルドグマ

76 DNAのうち転写される側の鎖を何といい、反対側の鎖を何と言うか
→鋳型鎖、相補鎖

77 遺伝子の本体がDNAであることを解明するために行われた実験では、マウスと何という細菌を用いたか。またこの実験を行った人物は
→肺炎双球菌、グリフィス

78 肺炎双球菌のうちS型菌を加熱処理し、生きているR型菌と混合してマウスに注射すると、マウスは肺炎にかかって死んでしまった。これは、R型菌がS型菌に変身したからと考えられるが、このような現象を何と言うか
→形質転換

79 形質転換を起こす物質がDNAであることを突き止めた人物は
→エイブリー

80 DNA抽出実験の際に使うタンパク質分解酵素は
→トリプシン

81 DNAを溶かすために使う溶液
→食塩水

82 トリプシンで分解できなかったタンパク質を変性させてDNAから外すために行う操作は
→100℃で湯煎し、さらにろ過する

83 DNAを析出させるために加える物質は
→エタノール

84 体細胞分裂が終わって次の分裂が終わるまでを何と言うか
→細胞周期

85 G1期はどのような時期か
→DNA合成準備期

86 S期はどのような時期か
→DNA合成期

87 G2期はどのような時期か
→分裂準備期

88 G1期、S期、G2期を合わせて何と言うか
→間期

89 分裂期前期に染色体はどうなっているか
→折りたたまれて、太く短縮している

90 同形同大の染色体を何というか
→相同染色体

91 分裂期中期に染色体はどうなっているか
→細胞の真ん中(赤道面)に整列している

92 後期に染色体はどうなっているか
→2本の染色体が分離している

93 終期になると染色体はどうなっているか
→再び細い糸状にもどり、細胞質が分裂して2つの細胞になる

94 タマネギなどの根の先端にある盛んに細胞分裂を行う組織を何と言うか
→根端分裂細胞

95 根端分裂細胞の活動を停止するために行う操作を何と言うか、また、その際用いる溶液は
→固定、酢酸

96 細胞壁と細胞壁の間を接着させている物質を分解する操作を何と言うか、またその際用いる溶液は
→解離、塩酸

97 染色体を染色する際に用いるものは
→酢酸オルセイン

98 重なっていた細胞どうしを広げて1層にするために何をするか
→カバーガラスをかけ、上から軽く押しつぶす

99 n本の染色体に含まれる生命活動を維持するのに必要な最小限の遺伝情報を何と言うか
→ゲノム

100 ヒトのゲノムには何対の塩基対が含まれるか
→約30億塩基対

101 ヒトのゲノムの中に遺伝子は何個あると推定されているか
→約20,500個

102 遺伝子として働いている部分はDNAの塩基配列の何パーセント程度か
→1パーセント程度