二次不等式の解から係数を決定する

(1)例題

ax2+2x+c>0の解が、−2<x<3になるとき、a, cの値を求めよ。

(2)例題の答案

−2<x<3が解となる二次不等式の1つは、

(x+2)(x−3)<0

である。左辺を展開すると、

x2−x−6<0

であり、両辺を−2倍すると、

−2x2+2x+12>0

となるので、

a=−2, c=12

(3)解法のポイント

二次不等式の解から係数を決定するときは、二次不等式を解くときの逆の手順をたどります。

つまり、

①二次不等式の解から因数分解の形に戻す

→(x-〇)(x-◇)<0または(x-〇)(x-◇)>0の形

②展開して、係数や定数項を合わせると完成

この手順です。